VANLIFE ROOMKIT・アウトドアモード《写真提供 RESTORE》

YURT(ユルト)は、5月18日から19日に開催された「FIELDSTYLE JAPAN 2024」で限定5台が即完売した、トヨタ『シエンタ』対応の天然木製車中泊キット「VANLIFE ROOMKIT(バンライフ ルームキット)」の一般販売を開始した。

このキットは、乗用車をバンライフカーに簡単に切り替えられるもので、車中泊やロードトリップを楽しむ人々に向けて開発された。国内のキャンピングカー保有台数は2006年の5万台から2022年には14万5000台と約3倍に増加しているが、価格が高く、購買層は50代以上が過半数を占めている。VANLIFE ROOMKITは、日常の乗用車としての使い勝手を損なわず、週末にはバンライフを楽しめる車に変えることを目指している。

このキットの最大の特徴は、4種類のモードにシームレスに切り替えられる点である。特許出願中のこの仕組みは、日常の車としての機能を損なわずに、バンライフを楽しむことができる。モードには、フルフラットのルームモード、乗用車モード、リビングモード、アウトドアモードがあり、それぞれの用途に応じて簡単に切り替えが可能である。

また、高級家具を手掛ける木工職人による手作りのキットで、無垢材を使用しているため、肌触りや香りが良く、経年変化も楽しめる仕上がりとなっている。さらに、工具を使わずに脱着が可能で、車体の構造変更が不要なため、車検もそのまま通せる仕様になっている。

販売価格は68万円で、工賃は無料。制作納期は代金支払い後1〜2か月で、取付作業は2〜3時間程度で完了する。

静岡県焼津市のYURT自社工場でデモ車両を見学することも可能だ。

VANLIFE ROOMKIT・フルフラットのルームモード《写真提供 RESTORE》 VANLIFE ROOMKIT・リビングモード《写真提供 RESTORE》 VANLIFE ROOMKIT・乗用車モード《写真提供 RESTORE》 VANLIFE ROOMKIT(バンライフ ルームキット)《写真提供 RESTORE》 景色を見ながら部屋くつろぎ《写真提供 RESTORE》 外へと広がる縁側《写真提供 RESTORE》 荷室スペースも十分確保できる《写真提供 RESTORE》