シボレー・コルベットZ06《photo by Chevrolet》

『カーセンサーエッジ』6月号(発行:リクルート)の特集は「V8自然吸気エンジン発進!」だ。『カーセンサーエッジ』によるとV8自然吸気(NA)は絶滅間近で、搭載車を選ぶタイミングは今が最後らしい。

世界初のV8エンジン誕生から123年、このエンジンは今、開発トレンドが小排気量化&過給器付きの高効率へと置き換わり、時代の趨勢とともに影を潜めているのだ。

『カーセンサーエッジ』はV8・NAを「滋味深い」と表現する。マルチシリンダーの爆発がもたらす強大なパワーとビート、そして、心を揺さぶる刺激と興奮、アクセルを踏み込むと同時に溢れだすアドレナリン、何ものにも替え難い醍醐味があるという。

特集ではまず、V8・NA搭載車を今買うべき理由について、識者が語り合う。スーパーカー世代の昭和40年代男3人がV8・NAを礼賛、エコー辺倒のご時世についてあれこれ放談する。V8・NAに乗る価値、乗る意味はあるのか?

そして「名車に名エンジンあり!」ということで、V8・NAの名機を詳解する。進化を続けてきたV8・NAエンジンから、一度は体感しておきたい心揺さぶる名機を紹介する。そして識者が、多様化するパワートレインのなかからあらためてもう一度乗りたい、心に残るベスト・オブ・V8・NAをそれぞれ選出する。

これからV8・NAを楽しもうという向きには「キャラマッピング」が役立ちそう。また読み物として、意外な組み合わせの「隠れV8・NA」が面白い。V8エンジン搭載車といえばスーパーカー、あるいは高級志向のGTカーといったイメージが強いが、強力かつ静粛性に優れたV8はそれ以外のモデルにも積まれるのだ。

『カーセンサーエッジ』は「絶滅危惧に瀕するV8・NAを愉しめる今こそがまさに最良にして最後の機会だ!」と煽る。特集ではV8・NAをレッドリスト化、希少性ごとにレーティングし、編集部厳選車としてレコメンドしている。

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